うちの子どもは、23歳で、統合失調症をわずらっています。
この4月より ゼプリオン(筋注)を始めました。
4週間に一度、100mlです。
3回目くらいまでは、そこまで悪くはなかった感じでした。
「薬が体内にうまく定着するのに、時間がかかっているのだろう」と主治医。
ですが、4回目以降、注射を受けて2日後から、幻聴に苦しめられることになりました。
なので、インヴェガ(パリペリドン)3mg×1錠(場合によっては2錠)を毎日服用していました。
そして6回目のゼプリオン。
150mlに増やしてみました。
1週目:「死ね」幻聴がひどい。インヴェガ3mg×1/日
2週目:「死ね」幻聴がひどい(24時間)。インヴェガ3mg×1。
アカシジア(体内の血管の中をすごい勢いで虫のようなものが這いずりまわ
る。寝入りばなに起こる。特に太ももの部分)。じっとしていられない。
身体中が痛い と泣く
インヴェガ中止したが、アカシジアはよくならず。
アカシジアがひどくて一睡もできなくなる。
「食べるな」幻聴で、飲食をしなくなる。
10日後:動作がかたまってしまう。
全身がだらんと弛緩。
意思疎通ができない。始終ぼんやりとしている。
ここで、ロナセンテープ中止。ジプレキサ中止。
セレニカR、炭酸リチウムは継続。
眠剤(ベルソムラ、デエビゴ)は、眠くなるとアカシジアが強く出る。
「ものすごく眠いのに、身体が寝かせてくれない状態(虫か蛇が体内をはいずりまわっている)がつらくて耐えられない」ということで、眠剤も中止。
<主治医の意見>
・急に全部の薬をやめると、精神状態が悪くなるだけではなく、アカシジアも強く出てしまうこともある。
・アカシジアだと思っている症状が、精神症状の可能性もある。(体感幻覚?)
・既に出されている副作用どめ(アキネトン、リボトリール、ヒベルナ)に加えて、アーテンが処方。
3週目:2日間連続して、セレネース50、ヒベルナ50の筋注。
幻聴はあるが、普通に会話ができ、動画を見たり好きなことができる。
食事、睡眠も取れる。聴覚過敏あり。
アーテンの効きがいいようで、アカシジアは減る。
<この時点での服用薬>
ジプレキササイディス 20mg
セレニカR 400mg
ロナセンテープ 40mg(貼ったり貼らなかったり)
炭酸リチウム 100mg
眠剤
ベルソムラ 15mg
デエビゴ 10mg
副作用止め(頓服薬)
アーテン 2mg×6まで
リボトリール 0.5mg×6まで
ヒベルナ 25mg×6まで
アキネトン 1mg×6まで
4週目:3週目より落ち着いている。表情もよい。穏やかで元気。
処方薬は同じ。ロナセンテープはなし。
そして、当然のことですが、ゼプリオンは中止です。
ゼプリオン50mlにして、それをベースに経口薬を組み立てる、という方法もある、と主治医から言われましたが、「絶対いや」と本人が拒否。そりゃそうだろう。
というわけで、我が子はゼプリオンだめでした。
筋注は、合うときはとても便利と思います。血中濃度も安定して効果も出やすいでしょう。
ですが、合わなかったときは地獄ですね。
体内から成分が抜けるまで、どうしようもありませんから。
さて、今後、服用薬はどうなるでしょうか。
ゼプリオン開始前の抗精神病薬は
ジプレキササイディス20mg
ロナセンテープ40mg×2
インヴェガ3mg×3
でした。
いまは
ジプレキササイディス 20mg
ときどきロナセンテープ20mg
と減っています。
素人考えでは、「ちょうど薬の整理ができたのでは?」と楽観したいところです。
どんどん増えていって怖くなっていましたから…
このまま減ったまま、いってくれるといいなあ〜
読んでくださり、ありがとうございました!