リアル対話会で、わたしがモヤモヤしたことを書きました。
今回は、わたしの当事者仲間であるOさんがモヤモヤしたという話です。
Oさんは、当事者グループ「ダラダラ会」に行っているとのこと。
月一の午後、福祉施設の一室で行われていて、参加費は施設料として100円。
誰でも予約なしで、突然行っていいというオープンのピアグループです。
もともとは病院のデイケアの仲間たちで、帰りにベンチや喫茶店でダラダラ喋っていたのがきっかけ。
「どうせなら、周知して、誰でもこれるようにしようか」と始まったとのこと。
もう十年以上になるらしいです。
実は、ダラダラ会には、わたしと子どもも、以前に参加したことがありました。
その頃わたしは統合失調症の子どもをなんとか外と繋げたい、と必死でした。
ダラダラ会の情報をどこかで知って、子どもを誘いました。
そのときの参加者は男性ばかり6名。30代から50代くらいの方々でした。
和気藹々とのんびりと話が進みます。
テーマがあるわけでもないので、本当に雑談です。
時々子どもに気を遣って話を振ってくれますが、子はそこにいるだけで精一杯な様子。
すると、ひょんなことからHな発言が飛び出しました。
大人ばかりですからね、結構リアル。
話題はすぐ終わりましたが、子どもは硬直。
友人関係も恋愛関係もない20歳の女の子ですからね。
で、早々と引き上げてきました。
子ども「ちょっと…。気持ち悪かった」
ダラダラ会はそれきりになりました。
で、話は今に戻ります。
わたし「ダラダラ会、どうですか?」
Oさん「うーん…なんていうのかな。話がダラダラしてて」
わたし「まあ、ダラダラ喋る会ですものね」
Oさん「でもね、いつも同じ感じなんですよ。
メンバーがだいたい決まっているせいもあるのでしょうけれど。
おふざけしたりじゃれ合ったりする人たちがいて、それを横で見ている人がいて、おふざけを優しくいさめるお父さんみたいな人がいて…」
わたし「そこで、Oさんは何を話しているんですか?」
Oさん「ほぼ聞き役かな…。わたしは何しにきているんだろう、と思うのです」
Oさんが特に気になっているのは、「ルールがない」ということだそうです。
イメージとしては高校生大学生の男子グループみたいな感じでしょうかね。
軽い話でふざけあい、時にからかいが過ぎると、先輩的な人がやんわりとストップをかける。先輩がいない時には暴走しがち。
それで、わたしと子どもが出席したときにはHな流れになったのでしょうか(確か、いさめ役の人が欠席していた)。
わたしはOさんに、ダラダラ会でのHの話をしました。
Oさんは憤慨していました。
「内々でやっている分には、そういうおしゃべりもあるとは思う。けれど、外に宣伝をしてオープンでやっていて、しかも施設料とはいえど、有料で(100円だけど)、それはないんじゃないかな」
「子どもさんは、ずっと引きこもりだったのでしょう?いきなり外に出てきて、エグいH話ではショックを受けたんじゃないですか?」
確かに…
わたし「我が家もOさんも、ダラダラ会は合わない、ということなのでしょうかねえ」
Oさんは割り切れない様子。
Oさんは、次回のダラダラ会で、ルール作りを提案してみる と話していました。
その後
Oさん「ダラダラ会で、ルールを作りませんか と話をしたのですよ」
Oさんの意見としては
・親しき仲にも礼儀ありで、思わぬ傷つきが起こることもありうる
・周知しているから、常連以外の方々がくることもある
・会でのマナーみたいなものを作ったほうが、皆が安心して参加できるのではないか?
一方、他の参加者たちの意見
・マナーとかルールとか作ると、堅苦しくなって気軽に話せない
・これまでもやってきて、特に問題はなかった(?)
そして
「こういうふざけた馬鹿話をする場がないと、やってられない」
という意見に、Oさん以外が一斉に賛同。
ルール、マナーの話はそのまま流れたそうです。
Oさん「わたしの求めるところではなかった、ということだったのでしょうね…」
会が常連でほぼ固まっていて、やり方もずっと同じで…となると、後から変えるのは難しいということもあるのでしょう。
どんな組織でも同じですね。
会にもいろいろな形があるのだなあ と思います。
どれがいい、悪いとはいえません。
ニーズはそれぞれですし、自分に合うところに行けばいい。
居酒屋の席のように、無礼講の場所もありなのかも。
でも、わたしの意見では、
NO RULE , NO SECURITY
NO RULE , NO DIALOGUE
「最低限のルールがあるからこその安心、安全であり、
安心、安全でないところに、対話は生まれない」
ルールがないと無軌道になるからダメ。
かといって、ルールをきつくし過ぎると、管理される不自由な場所になります。
バランスが難しい。
ルールは、外部から押し付けられる形ではなく、参加者たち自らのもとから湧き上がって作り上げていく形が理想なのだと思います。
わたしには、もっと知識と経験が必要ですね。
さて、わたしは、オンラインで対話会をやっています。
無料zoom対話会
「こころの木曜会〜メンタルケアのおしゃべり対話会@zoom」
第1・3木曜日 よる8時から9時半。
今週木曜日のよるです。
木曜日に開催するので「木曜会」という名前にしました。
少人数で、ゆるゆるとまったり対話をしましょうという会です。
この会では、安心していられるように、ルールを設けています ↓
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ようこそ! こころの木曜会へ
おやくそく
お願い
こころの木曜会は、みなさんと一緒に作っていく場所です。
心のことは、とても繊細なテーマです。それぞれが安心して話せる場を作りたいと思います。
もし、目の前の人への尊重が見受けられない意見、コメントがあった場合には、退出していただくこともあります。
ですが、そうしたことは起こってほしくないと考えています。
どうぞご協力をお願いいたします。
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このスライドを、会では、共有画面で出そうと思っているのですが…
これまで一回もうまくいったことがございませんでして。
どうか、寛容なお気持ちで、見守ってくださるとありがたいです。
今週の木曜日 11月2日(木) よる8時から9時半 です。
お問合せと参加申込みは、以下の二つです。
◎LINE公式アカウントから
https://lin.ee/gdCWDZZ( LINE公式アカウント「ぴあけあらの会」)
※アカウントについてはピケが管理し、外部には出さないことをお約束します。会への参加のときに、呼ばれたい名前に変えてください。
◎メールから
メールアドレス peercarer@gmail.com
「○月○日の木曜会に参加希望」とメールをお送りください。
※アドレスはピケが管理し、外部には出さないことをお約束します。
11月2日(木) よる8時から9時半です。
お気軽にお申し込みください。当日キャンセルも可です(連絡はいりません)
よろしくお願いします!