ぴあけあら

双極症当事者(ピア)で、統合失調症の当事者家族(ケアラー)。日々の記録です。

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わたしの自他境界(バウンダリー)が弱い理由を、打ち明けます

 

こんにちは。

うつ当事者で、統合失調症の家族をケアしていますピケといいます。

 

 

 

以前、心の境界線(バウンダリー)について書きました。

↓ これ

 

peer-carer.hatenablog.com

 

 

 

ピケは、自他境界(バウンダリー)が弱いことを自覚しています。

 

 

以下はピケの物語です。

 

 

気質として、もともとバウンダリーが弱くて、他人を自分の心の中の奥に簡単に入れてしまうところがあったと思います。

「優しすぎる」とか、まあ一般的には「弱い」とか言われる子だったのでしょう。

感じやすく、繊細でした。

 

 

そういう気質に加えて、家庭環境がありました。

 

 

実父は、双極性障害で、父の病状が悪くなるたびに家庭は不安定になりました。

 

それを支えていたのは、実母でした。

そんな彼女もまた境界性パーソナリティ障害を持っていました。

 

ひとりで立っていられなくなった母は、子どもに寄りかかりました。

そうしないと、母は生きていけなかったのだと思います。

 

母にとって子どもは、唯一、なんでも話せて、頼れる大事な相談相手になりました。

父の病気のことは外では秘密でした。

 

 

子どもは、毎日毎日、母の不安を聞いて慰めていました。

そのうちに、母の不安は子どもの心に入り込んで、子どもの心を占領することになりました。

母の心は自分の心、でした。

 

 

子どもは母のことが大好きでした。

大好きな母の力になれていることがとても嬉しかったし、誇らしかった。

 

 

けれど、そのうちになぜか苦しくてたまらなくなりました。

 

 

子どもは、自分の感情がわからなくなっていました。

自分が何をしたいのかもわからなくなりました。

いつも母や家族を優先してしまう癖がついていて、自分の心の中に自分が見つけられません。

 

 

子どもはうつになりました。

 

治療の効果もあって、心は少しずつ元気になってきました。

 

 

 

… と、ここまでがわたしの物語。

 

 

わたしは、今もすごく人に過敏で、生きづらいなあと思っています。

 

 

いまさら生い立ちのせいにしてもなんにもならないのですよ。

父は亡くなってるし、母は老いてるし。

謝ってもらったら、生きやすくなるかっていうとそんなことはないし、いまさら「お父さんが」「お母さんが」とか言ってみてもねえ。

といいつつ、ここで書いてるけど苦笑

 

 

親の人生じゃなくて、自分の人生ですから。

周囲のひとに助けてもらいながらも、自分でやっていくのですよね。

 

 

さて。

 

いまさら、強靭な心になる!っていうのは思ってないです。無理だし。

もしそうなったら、傷つかないですむかもしれないけれど、代わりに置き去りにしてしまうものもありそうな気がします。

 

自分の心が少しでもいい感じでいるためには、どうしたらいいかなーと思っているところです。

 

 

わたしの心のこと、試行錯誤の実践について、いつか続編を書きますので、そのときはまた読んでくださると嬉しいです♪

 

 

 

今日も読んでくださり、ありがとうございました。

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