こんにちは。
統合失調症の家族がいて、自分もうつがあるピケらいおんといいます。
さて、障害者差別解消法という法律があります。
ご存知ですか?
「障害の有無に関わらず、みながお互いに尊重しあって共に生きる社会を実現しましょー」というものです。
で、その法律にのっとって、行政には障害者差別解消法に関する相談窓口というのがあります。
どんな相談が寄せられているのか、ある自治体が公開している一部をご紹介します。
・介助者とともにスーパーのサービスカウンターで手続きをしていた際に、店員が介助者にだけ話しかけた。自分にも話をするよう伝えたが無視された。
・市税申告のため会場を訪れた際に、職員が介助者の方にだけ話しかけた。
・鉄道を利用した際に駅員に尋ねごとをしたところ、介助者にだけ話しかけたため、自分にも話をするように伝えたが無視された。
・スーパーで買い物中、店員が介助者にだけ試食を勧め、翌日は介助者だけに挨拶をした。
・コンビニで会計した際に、店員が本人を無視して介助者にだけ話しかけた。
・飲食店で注文した弁当を受け取る際に、店員が本人を無視して介助者だけに話しかけた。
・病院の入り口で検温を求められた際、本人を無視して介助者だけに説明された。
こういうのって、本人の気のせい とか言われたりします。
でも、ほんとにあるあるなのです。
てか、すごく多い。
こういうのって、さっきの障害者差別解消法でいうと「不当な差別的扱い」と区分される法律違反なのですよね。
で、うちの場合も、
一緒にいるわたしは、常にモテモテです。
ヘルプマークをつけて、障害者手帳を見せることになると、皆さん、わたしのほうにぐいぐいきます。
「またか」と思いますよ。
たまーに、直接本人に話すひとがいると、「お、やるなあ」とわたしはニヤニヤします。
介助者はモテないほうがいいんです。
本人は横にいて、ぜんぶ話は理解してます。
別に直接やりとりされて、全然OKなんですよ。
でも、いつも無視される。
毎回かなり傷ついています。
存在を無視されるから。
わたしもすごく困るし、嫌です。
だって、本人のことなのだからわたしにはわからない。
「本人に説明してくださいませんか?」とわたしが言います。
すると、なぜか突然、タメ口になる。
「これはさ、こういうことだからね、こう書いてくれたらいいよ」
おいおい、友達じゃないんだから。
あるいは、小さい子向けの言葉になったり。
「あらあ、よくわかったわねえ。すごいわ〜」
おいおい、馬鹿にしてんのか?
まあ馬鹿にしてるんでしょうね。
軽く見ている。
で、わたしたち付き添いのことも馬鹿にしている。
介助者とか付き添いは、本人とは切り離された、個人なのですよ。
お手伝いしてるだけなので、介助者 ≠ 本人 ですよ。
わたしたち介助者とか付き添いだって、個人の人権がありますのよ。
で、わかりやすい例えを考えたのですけどね。
ハンディのある人と付き添いの関係って、
メジャーリーガーの大谷選手と、専属通訳の水原一平さんの関係だと思うのですよ。
大谷翔平を「守ってくれてる」 水原通訳の"鉄壁ぶり"に注目「縁の下の力持ち」 | Full-Count
大谷選手にインタビューしたり、契約の話をするのに、
大谷さんを見もしないで、一平さんだけに話したら変じゃありません?
失礼でしょ?
一平さんだって困る。
「僕は大谷じゃないから、わからないよ」って言うはず。
「オータニはどうせ英語わかんないでしょ」とか思ってると、大谷選手は英語わかってますよ。誤解が生じないように一平さんを通してるだけで。
大谷選手に赤ちゃん言葉を使う?
いやいやいや。ないでしょう〜
そんなわけで、本人は大谷選手ばりに尊重されるべきなのです。
介助者、付き添いもまた、一平さんの立場として尊重されるべきです。
わたしたち介助者が、一日も早く非モテになる日がくるといいのです〜
てか、これ差別ですからね、いかんのですよ。
読んでくださり、ありがとうございました。
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