ぴあけあら

双極症当事者(ピア)で、統合失調症の当事者家族(ケアラー)。日々の記録です。

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カンニング

 

 

 

映画の話です。

 

 

わたしがすごく好きな映画「バッドジーニアス」

 

 

画像はamazon より



 

 

 

5年前のタイ映画です。

 

ロッテントマトで92%という脅威の数字を出して、話題になりました。

 

 

 

www.rottentomatoes.com

 

ロッテントマトとは、アメリカのテレビドラマ、映画の評価サイトです。

 

批評家の付ける点数と、観客がつける点数とに分かれています。

 

結構辛口で、ハズレがない印象です。

 

邦画はありませんよ。

 

 

 

 


www.youtube.com

 

 

 

 

日本でもミニシアター系の単観上映のはずだったのですが、口コミのようなかたちで広がりました。急遽 主役の子と監督も来日。

 

 

わたしも

 

「タイの学生たちのカンニングの話らしい。どうも面白いらしい」

 

 

という、ぼんやりした情報で、観に行きました。

 

 

 

 

これが、ほんとに面白かった!!

 

 

 

いやあ、アジア映画きてますよねー

 

 

かつて不安定な政治情勢のなか、タイ、ベトナムなどで映像製作を志す若者は、欧米に渡ったそうです。

 

彼らはそこで、技術とセンスを学んだ。

 

そして国の政情が安定し、成長した作家たちが帰国。

海外からの資本が流れ込んで、お金をかけた、質の高い作品が作られるようになっているそうです。

タイはBLドラマもすごいですものね。

 

熱いなあ。

 

 

 

 

「バッドジーニアス」

 

アマプラで無料でやってますよー

 

 

 

 

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以下 少しネタバレ

 

 

韓国で実際にあったカンニング事件を参考にしているようです。

バッドジーニアス考察/元ネタ事件とタイに潜む根深い問題を解説

 

 

ほんとにあったというのが驚きです。

 

 

 

 

 

高校生たちの話なのですが、キャストがみんなドンピシャにハマっているのですよ。

 

 

主人公のリンちゃん役は、モデル出身。

道理で手足が長い、顔ちっさ。

 

 

彼女の周りにいるのは、大金持ちの親元でのほほんと軽く生きている子たち。

憎めないいい子たちなんですけどね。

あまりにお金持ちだと、こんなに素直に(なにも考えずに)育つのでしょうか。

 

 

途中から登場する男の子が、大事な役です。

世界一の格差社会と言われるタイの、影と憂いを帯びた佇まいがいい。

 

 

この映画の一番のポイントは、カンニングの場面がほんとにスリリングに描かれていること。

 

 

手に汗握る とはまさにこのこと。

 

 

きっとうまくいくんだろうなあ と思いながらも、「おいおい」という意外な展開があったりして終始ハラハラします。

 

 

靴の場面は、今思い出してもドキドキしますね。

 

 

 

そして、高校生たちの関係性もいいのですよ。

 

 

このまま、一番近くの、誰よりもわかりあえる関係になれるかもしれない。

 

 

なのに…

 

 

切ない。

 

 

 

そして、結末。

 

 

 

 

そっちかー

 

 

 

 

 

なんともいえない気持ちになります。

クリーニングの機械が、別の意味の「クリーニング」と引っ掛けられているのも見事。

 

 

 

 

 

大絶賛の映画です。お暇なときにどうぞ。

 

 

読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

www.maxam.jp