ぴあけあら

双極症当事者(ピア)で、統合失調症の当事者家族(ケアラー)。日々の記録です。

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おもしろおばさん

 

 

ここ数年の写真を、夫が見ていたのですよ。

スマホに撮り溜めておいたやつです。

 

 

ふと覗いてみると、見知らぬおばちゃん。

 

 

わたし「だれ?この変な人」

 

 

夫「キミじゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

夫婦の茶番におつきあいください。

 

 

わたし「えええー あ、昔はこうだったんだね。なるほど」

 

 

夫「何言ってんの?今と変わんないじゃん」

 

 

「ほら」「ほら」と、夫はどんどんスライドして見せてきます。

 

 

わたし「……いや、過去はこうだったんだよね…」

 

 

夫「いやいやいや〜 今と全く同じだよ?」

 

 

 

わたし「………(違うでしょ と言いたい)」

 

 

夫「じゃあさ、一体キミは自分をなんだと思ってるの?」

 

 

わたし「ちょっとキレイなおばさん」

 

 

夫「ププププププーーーっ」

 

 

夫「なに言ってんの?キミは おもしろおばさん だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

衝撃を受けました。

 

 

わたし「どこが?どこがよ?どこがおもしろおばさんなのよ??」

 

 

わたし「わたしってさ、いろいろあるじゃない?陰があるっていうか、憂いがあるって感じしない?」

 

 

夫「それは勝手に、キミが陰を作ろう作ろうとしてるだけじゃん。誰もそんなふうに見てないよ」

 

 

夫「キミはおもしろおばさんだよ」

 

 

 

わたし「わざと陰を作ろうとかそんなんじゃないんだよ。陰があるんだよ」

 

 

わたし「…わたしはなんというか、加賀まりこみたいになりたいんだよ」

 

 

夫 コーヒーを吹き出す。

 

 

わたし「それか、梶芽衣子」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夫「どうして、一番遠いところに行こうとするのかなあ〜 そのままでいいじゃん。そのままで何がいけないの?」

 

 

わたし「とにかく、おもしろおばさんは嫌なんだよ。そんなにふざけていないんだよ。いつも真剣なんだ。どこがおもしろいっていうの?」

 

 

夫「そういうふうにさ、本人は真剣で真面目にしているつもりだけど、はたから見たらそうじゃないっていう人が、おもしろい人でしょ?」

 

夫「なんていうのかな、キミは一貫性がないっていうか安定してないっていうか」

 

 

わたし「…そんなにわたし一貫してない?」

 

 

夫「うん。なんかいつも違って、面白いよ。そもそもさ、自分で、きれいなおばさんだと思ってるの?美人じゃないでしょ?」

 

 

わたし「そりゃキレイじゃないけどさ、そうだけど、小綺麗くらいになれる、っていうか…(もうすでになりかけてるんじゃないか、って思ってたとはとても言えない)。せめて、せめて、かわいいおばさんになりたいんだよー」

 

 

夫「じゃあ、かわいいおもしろおばさんになればいいじゃん。見た目のかわいさじゃなくて、愛嬌だよ」

 

 

わたし「愛嬌とおもしろは同じじゃん」

 

 

夫「違うんじゃないかな。芸人のオードリーの小さい方(名前は一応伏せます)は、おもしろいけど可愛げがないじゃん。愛嬌がない」

 

わたし「彼は中二だから」

 

夫「そうでしょ?あ、キミも中身は中二だったね! 厨二だから不安定で、どっか体制に反抗的なんだよね。おもしろ厨二おばさんだ。アハハハハハー」

 

 

 

というわけで、わたしはおもしろおばさんらしいです。ショック。

 

 

 

 

そんなわけで、毎週木曜日のよるにやっている無料zoom対話会「こころの木曜会」。

おもしろおばさんに会いに来てください。

 

 

いつもありがとうございます!

 

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