ぴあけあら

双極症当事者(ピア)で、統合失調症の当事者家族(ケアラー)。日々の記録です。

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うつになった後で変わったこと

 

こんにちは。

うつ歴22年のピケといいます。

統合失調症の家族をケアしています。

 

今日は、うつ後の自分の変化について書こうと思います。

 

 

 

うつになって、おばあちゃんになった

 

 

うつになる前とうつになった後。

やはり自分は変わった と思います。

 

 

どう変わったのか。

 

ひとことでいうならば、

 

「一気に歳をとった」

 

わたしの感覚では、一気におばあちゃんになりました(わたしの場合)。

あくまでも中身の話ですよー

 

 

おばあちゃんのイメージ

 

 

イメージとしては、子どもの目線から見たおばあちゃんです。

志村けんさんのひとみばあさんとはちょっと違うかな。

 

 

・難しい文章とかをちょっと読んでも頭に入んない。「こんなややしいことわからんわー 口で説明して」と言う(自分で読解できない)

・そのわりに何度説明しても、わかんなかったりする(理解力が下がる)

・すぐ忘れちゃう(覚えられない)

・なにかやっているときに、別のことを話しかけたりすると「いまこれやってるから!あとにして!!」と言う(同時に複数のことができない)

・次のことへの取りかかりが遅い(切り替えができない)

・涙もろい(感情の垂れ流し)

・すぐ疲れちゃって、昼寝とかゴロ寝をよくしている(体力がない)

・動作がスロー(のろい)

・言葉がゆっくり返ってくる(返事とか反応が遅い)

・急ぐのが苦手(急げない)

 

こんな感じでしょうかねえ〜

 

 

残酷だけども

 

うつ真っ最中のときは、おばあちゃん状態がすごくひどい。

介護レベルです。

 

よくなってきたら、だんだんマシになっていきます。

 

けど、

 

「一度おばあちゃんになったら、前と同じまでには若返らない」

 

 

残酷ですが、これが現実のように感じています。

あくまでもわたしの場合ですよー

 

 

わたしの30代

 

わたしは、29歳のときに鬱になって、11ヶ月後の30歳で復職しました。

このとき、実はわたしの中身は還暦すぎになっていたのではないか、と思います。

 

体力・気力・持久力・思考力・行動力とかが60代なのに、30歳のことをやろうとしていたわけです。

 

できなくて、無理がたたって、うつを繰り返したのは当然のことでした。

 

 

50代になっていま

 

いまリアル年齢で還暦に近づいてきました。

 

不思議なことですが、ようやくリアルが中身に追いついた、といいますか。

リアルと中身がしっくり一致する感じで、すごく楽になりました。

 

さらに、気がつくと、うつがない周囲の方々もみんな、おばあちゃん化していました。

 

 

なーんだ。年取ってきたら、みんな同じじゃーん。

 

 

うつになったら、単に年を先取りするだけのことなのかもしれません。

 

そして、みんな結局わたしに追いついてくる。

行き着く先は同じです。

 

わたしは、老いというゴールに一等賞で着いてしまいました。

『うさぎとかめ』の サボらないうさぎで、老いにまっしぐら、でした。

 

 

もしわたしが…

 

そこで考えるのが、

もしわたしが30代だったあのとき、「もうわたしは中身はおばあちゃんなんだから」と、別の生活ができたのか?

 

それは難しかっただろうな と思います。

 

30代で家庭は小さい子と忙しい夫を支えてワンオペ家事育児。仕事は人脈も仕事の幅も広がっていく段階でした。

 

そんなときに、還暦を過ぎたひとの暮らし方はできない。

生活があるから、環境をガラリと変えることは難しかったです。

 

それに、リアルおばあちゃんは、経験をそれなりに積み重ねてきて、知恵もそれなりについてきているはず。

でも、中身だけ急速におばあちゃんになってしまったから、経験も知恵もありませんでした。

 

 

 

うさぎなやり方を変える

 

生活そのものを変えることができなければ、やり方を変えるしかないでしょう。

 

人生経験の知恵がなければ、病気についての学びから知識を拝借して生かす。

 

それが「完璧主義をやめましょう」「人に頼りましょう」「やすみやすみいきましょう」的なことなんだろうと思います。

 

 

早く老いても、やり方はある

 

無理な若返りは、わたしにはあまり意味があると思えません。

うつ再発のリスクが上がりそうですし。

 

もちろんリハビリは効果ありと思いますよ。

けど、どんなに頑張っても、以前とまったく同じには戻らないんじゃないでしょうかねえ…どうでしょうか。

 

たとえるなら、昔の美しさを求めてお手入れを繰り返してしまう女優さん。

勝手なお節介ですが、幸せなのかなあ と思ったりします。

 

↓ たとえばこの女優さん

メグ・ライアン 『ユーガットメール』可愛くて好きだったんだけどなあ〜どうしてこうなった…

終わりなき整形論争…メグ・ライアンの容姿をディスるファンはもう、 ファンじゃない!【ピーチズのOM(F)G!】|カルチャー|ELLE[エル デジタル]

 

 

早く老いてしまうのは、悔しいし、受け入れたくない。

 

でももうすでに老いてしまった。

それならば、どこかで開き直ったほうがいいかもしれません。

若い頃に恋焦がれ続けるのは、なんとも痛々しいし、人生の無駄遣いになりそうです。時間はほんとにあっという間に過ぎちゃいます。

 

どうせなら、若さに執着せず、ゴージャスな熟女を目指したいなー(中身ですよ、中身)

 

がんばります!

 

 

メリル・ストリープ 29歳

 

『プラダを着た悪魔』でアカデミー賞 59歳 ゴージャス!

もはや奇跡!メリル・ストリープの美貌遍歴【51枚】 | Precious.jp(プレシャス)



 

読んでくださり、ありがとうございました。

 

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