こんにちは。
暑い!
うつ歴22年で、統合失調症の家族をケアしていますピケといいます。
わたしは、うつとずっとお付き合いしています。
実感しているのは、やはり
メンタルの病気は太りやすいかも
ということです。
- 体重変化の歴史
- ドグマチールという薬
- ドグマチール断薬
- ドグマチール断薬後の体重
- 体形の崩れでネガティヴ思考
- 運動の効果
- いま服用中の薬では、太らないのか
- 活動量の低下
- 食生活の変化
- 治療と体重のゆゆしき問題
体重変化の歴史
わたしのいまの体重は、発病前にほぼ戻っています。
体重がドカンと増加したのは、発症後2年くらいのころ。
+12kg
でした。
ドグマチールという薬
古くからある薬で、うつ症状、統合失調症に処方されると書かれています。
もちろん、ドグマチールで治療効果の出ている方もたくさんいらっしゃると思うし、体重に影響ない方もいらっしゃると思います。これはあくまでもわたしの感想ということでご理解ください。
ドグマチールを飲み始めて三か月で、あっという間に体重が増えていきました。
ドグマチールでわたしが感じた副作用は、
・体重増加(体重と関係があるのか、体が重く、身体感覚がぼわっと膨張している感覚があった)
・食欲の増進なし(むしろ食欲はなかった。これはうつによる食欲低下だと思う。それでも太った。吸収がよくなっていたのか?)
・生理が止まった(飲み始めて三か月くらいから不定期になり、半年で完全に来なくなった)
・乳汁が出る(じんわりにじむ程度)
生理が、まる2年間、来なかったので、トータルで3年間くらい飲み続けていたと思います。
ドグマチール断薬
その後、ドグマチールはやめました。
わたしから、体重が気になるからやめたいとか言った覚えはありません。
体重のことはもうあきらめていましたから。
体重よりも、身体感覚のぼわんとした感じが不快でしたね。
脳もぼわんとしている感じが続いていました。
ドグマチールのせいではなく、うつの症状だったかもしれません。
そのとき、SSRI(パキシル)がわたしにはよく効いていたので、そっちだけでいいでしょう、ということだったかも。忘れました…
時間をかけてゆっくり減らした、というわけではなく、わりとすぐに抜いた感じでした。
ドグマチールを断薬して、二週間ほどで乳汁は出なくなりました。
そして、二か月後に、普通に生理がきました。
すんごい量で重いのかな、と不安でしたが、全然そんなことはなくて、以前とまったく同じでした。それからは規則的に来ています。
繰り返しますが、
ドグマチールで治療効果の出ている方も、体重に影響ない方もいらっしゃると思うので、これはあくまでもわたしの感想ということでご理解ください。
ドグマチール断薬後の体重
二か月後に生理がきて、半年で2~3kgくらい自然に減りました。
それ以上は減りませんでした。
身体のぼわんと感は、多少は減りました。
少しだけでも体重が減ったせいなのか、やっぱりうつの症状だったのか。
水泳をやったり、エアロビをやったり。いろいろしていましたが、それから10年間はずっと、その体重のままでした。
毎日歩くとかそういうことは一切していませんでした。
プールにもスタジオにも車で行ってたしね。
体形の崩れでネガティヴ思考
体重が増えると、やはり見た目でがっかりしてしまいます。
どうせ自分はうつだし
という負のループ。
鏡を見るのが嫌になり、だからおしゃれの楽しみもなくなりました。
クローゼットの服はあれもこれも着れない。
着るものがないのに、たんすは満杯。
断捨離のエネルギーもないし、服を買いに行くエネルギーもない。
体形、見た目はあきらめていました。
おしゃれなんてしてみたって意味ない…そんなあきらめ思考にはまるのも、うつのせいだったかもしれません。
外にも行きたくなくなりました。
運動の効果
その後、おばさん筋トレの○ーブスを始めました。
理由は「膝が痛くなった」
まだ40になったばかり。
これってやばいんじゃない?と焦りました。
スーパーの上階にあったので、飛び込みました。
↓大型スーパーに隣接してたりします。さすがおばさんたちの行動をわかっている
最初の頃は張り切りましたが、飽きっぽいので情熱は続きません。
もともと運動嫌いだし。
歩くとか、他の運動はもっと続きません。
うつの波がくれば一か月以上行けなくなるし。
そんな感じで、だらだらと続けて9年目。
気がつけば、発症前の体重に戻っていました。
これは、以前よりうつが軽くなってきた影響もありそうです。
うつがよくなってきた
↓
運動する気になる
↓
さらにうつがよくなる
↓
運動
ということなのかも。
ただ、少しでもさぼると、あっという間に体脂肪率は上がります。
うつだとか薬だとか言う前に、年齢のせいが大きそうです。
ただし、もしも、あのままドグマチールを続けていて、運動をしていたとしたら、果たして運動の効果は出たのかな?と思います。
比較実験できないので、なんとも言えないところです。
あと、体重は戻っても、たるんだ体形は戻りませんでした。
これは、絶対に加齢のせいですね~
いま服用中の薬では、太らないのか
わたしが今飲んでいるのは
・ラミクタール
・炭酸リチウム
・トリンテリックス(S-RIM)
あとは眠剤です。
どれも、直接的に太る副作用はないようですが、便秘になって結果として太るということはあるようです。
わたしは過敏性腸症候群もあるので、酸化マグネシウムを使ってお通じを気を付けています。
これは、長い年月メンタルの薬を飲んでいたから、というよりも、もともとの体質だと思います。だって、便秘歴36年ですからね。うつ歴より長いです。
活動量の低下
そもそも、メンタルの症状で、たいがいのひとは活動ができなくなります。
運動してよくなるレベルというのは、比較的軽いんじゃないかな、と思います。
あと、回復してきた段階では、運動はやっぱりいいと思います。
ですが、とても悪い状態のときには、運動のハードルは高層ビルほどの高さです。
身体を動かすエネルギーも気力もない
↓
筋肉が落ちて、脂肪がつく
↓
体重増加
という図式が浮かびます。
食生活の変化
メンタルの病気にかかると、食生活が偏りがちというのもあるでしょう。
調理も大変なので、簡単なものを口にすることになります。
本当にひどいときには、食べる行為そのものが、億劫になります。
味覚の変化もあります。子どもが好むようなメニューが好きになるのです。わたしは、甘いもの、インスタントもの、味の濃いものが食べたくなりました。
療養期間が長くなると、食べることが唯一の楽しみです。
生きる喜びといってもいいくらい。
メンタルなくてもダイエットって大変ですよね。
食事の節制というのは、メンタルがあるひとには、かなりかなりきついのです。
・症状
・生活の変化
・味覚の変化
・体重が増加しやすい薬
が重なって、身体が大きくなっていってしまうのだろうと思います。
治療と体重のゆゆしき問題
そんなわけで、メンタルの病気は、体重に影響が出ることがあります。
運動、食事の努力は、軽度とか回復期ならがんばれるかもしれません。
でも、症状まっさかりの人にはかなりしんどいことです。
とはいいつつ、体形が大きくなると、内蔵に負担がかかり成人病のリスクは高まります。
本人の自己肯定感にも影響すると思います。
そうはいっても、メンタルの病気とつきあう期間が、苦しいだけの修行になってしまうのは、本人にとって幸せなのだろうか、という気もします。
それで、確実に治ればいいのですよ。
けど、治るかもしれないし、そうじゃないかもしれないし、再発するかもしれないし。
というのがメンタルなのです。
たとえば、わたしはおそらく難治性うつです。
運動と食事節制をがんばったら効果が多少出たかもしれません。
けれども、わたしの人生の22年間は苦行だったな、という気持ちになりそうです。
結局は、体重の変化について
・絶対にいやだと思うか
・ほどほどならしょうがないと思うか
なのだろうと思います。
ただし、ほどほど、とならないところが問題ですよねー
読んでくださり、ありがとうございました。
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