ぴあけあら

双極症当事者(ピア)で、統合失調症の当事者家族(ケアラー)。日々の記録です。

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対話的な「場」がもつ力

 

 

こんにちは。

 

うつ病がありつつ、統合失調症の家族のケアラーでもあるピケといいます。

 

今日は、「誰でもいい会(仮称)」に行ってきました。

 

この会は、もともとは、統合失調症の家族会でした。

 

ですが、

 

・高齢化でメンバーがどんどん減少

・中央、県の連合会から回ってくる事務作業が膨大で、負担が大きすぎる

 

ということで、最近になって解散したのでした。

 

ですが、せっかくつながりのできた仲間。

 

「たまに会って近況報告したり、なんとなくつながっておきましょうよ」

 

ということになり、月1回のおしゃべり会を開くことにしています。

 

 

 

 


 

 

おしゃべり会を始めるときにメンバーで確認したのは

誰でも来れる会にしよう

ということでした。

 

当事者家族だけでなく、

・当事者本人

・心が疲れていて話を聞いてもらいたいなあというひと

・なんとなくおしゃべりがしたいなあというひと

・支援者さん側のひとでおしゃべりしたいひと

 

誰でもふらっと自由に来れるところ、というのがコンセプトです。なので、続けて来なくてもいいし、自由です。

 

そして一番大切にしたいことは

 

「心の病気のことを安心して話せる場」

 

です。

 

地域は関係なくオープンですが、対面のみ、ということでスタートしてます。

 

このブログでは、「誰でもいい会」(誰でもきていいよという意味)と呼ぶことにしますね。

 


 

 

今日の誰でもいい会で、わたしが思ったのは

 

「わかったつもりになっていてはいかんな」

 

ということでした。

 

同じように当事者でも、当事者家族であっても、同じ病気であっても、

 

・抱えている悩みは同じようで同じではないし、

・苦しみもわかるようで、ほんとのところはわからないこともあるし

 

ということを常に意識しないとなあ とすごく思いました。

 

「あなたのことをすべてわかることはできないかもしれないけれど、一生懸命聞きますので、よろしければ聞かせてください」

 

という謙虚な姿勢を忘れないようにしないと、です。

 

 


 

 

 

あとは、「場」の大事さですね。

 

少人数なので、ファシリテーターは作らずに、なんとなく流れるままに1時間半お互いにお話ししあっています。

共にその場で時間を過ごしているうちに、場のもつ雰囲気というか、仲間感というか、そういうのが作られていく感覚があります。

 

なんとなくの、居心地の良さ が出てくるのです。

 

とても不思議です。

 

それぞれみなの発言の内容も大切なのだと思うのですが、

 

「場」自体に、癒しの効果があるんだなあ。

 

何度か経験したオープンダイアローグと似ている感じです。

 

 


 

 

今後の課題としては、場の安全、安心をいかに守るか ということです。

 

 

以前、別の家族会で、お一人のメンバーさんが混乱したのか、怒りを他のメンバーたちにぶちまけることが起きました。

わたしは、司会ではなくて、一参加者の立場でしたが、なんだか傷ついて、結構引きずりました。

 

あのようなことが起こったときに、どう対処するか、というのを、いつかどこかで話し合える場がもてるといいなあ、と思います。

 

そういうときにも、ひとりで解決しようとするのではなく、その場の人たちを信頼するのがきっと大事なのでしょうね。

 

 

 

そんなこんなを思った一日でした。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

 

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