ぴあけあら

双極症当事者(ピア)で、統合失調症の当事者家族(ケアラー)。日々の記録です。

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実は双極症なのです

 

 

このブログでつい最近まで「うつ病です」と話していたのですが、実はわたしの診断は違うのです。

 

「双極症」

 

 

双極性障害(昔でいうところの躁うつ病)なのです。

今度から、双極症に名前が変わるそうです。

 

 

いやいや、22年前の診断は確かに「うつ病」でした。

 

 

 

いまの主治医になったとき、ちょうど自立支援医療の診断書を書いてもらうタイミングになりました。

 

 

そのときにみた診断名が「双極性障害」

 

 

 

え?

 

 

 

フリーズしましたね。

 

 

そこでわたしは正常バイアスが働いてしまったのだと思います。

 

 

正常バイアスというのは、予想外のこと、異常なことが起こったときに「いやいや、そんなことあるはずがない」と、認知にバイアスがかかってしまうことをいいます。

 

「自分は大丈夫」と思ってしまう心理がそれです。

 



 

 

 

 

話を戻しますと、わたしはそこで、新たな診断名を

 

見なかったこと

 

にしました。

 

 

 

なんでそういうふうに思考がいっちゃったんでしょうかねー。自分でもおかしいと思うのですけどね。

 

 

でも、さすがに見なかったことにするのは無理がある。

 

 

なので、

 

 

「わたしが飲んでいる薬がたまたま双極の薬だから、そう書かざるをえなかったのだろう、ていうか、そうに違いない」

 

 

と、思うようになりました。

 

 

 

とはいうものの、だんだんと自分自身へのごまかしが限界になってきました。

もともと無理がありますからね〜

 

 

そもそも、どうして双極症の診断名が受け入れられなかったのか。

 

 

やっぱり偏見があるのだと思います。

 

うつは、ずいぶんと一般的に知られるようになりました。

誰でもなる可能性がある身近な病気。

 

 

でも、双極症はそこまで一般化していない。

昔、習った知識がかえって邪魔をしていました。

 

 

あとは、わたしの実父が双極だったことも関係があると思います。

父のことが好きでしたが、家族としては結構つらいこともあったので…

 

 

 

とはいいつつも、なんとなく双極症の本を買って読んだりとかしていました。

 

 

 

自分がきっと双極症なんだと、決定的になったのは、うつ病についての講座を受けたことです。

 

・本来、うつ病は、早期に寛解する(単極性うつ)。
・一方、難治性うつの場合は、うつ以外の疾患がある(双極症も含む)

 

 

あーそうだよなー

 

22年もずっとうつ、っていうのは、少なくとも単極性うつっていうやつではない。

もはや難治性なのだわ。

 

 

 

それから、双極についてのいろいろな情報をネットで読んだりして、やっぱり自分の症状とか経過とかが、うつよりも双極のほうがしっくりくる感覚を持つようになりました。

 

 

 

そんなとき、すごく素敵だな と思う人との出会いがありました。

 

 

 

双極症の当事者の方でした。

 

 

「こんなに素敵な人が双極で、わたしもそうなら、なんだかわたしも素敵な気がする!」

 

 

と単純に思いました。

 

 

ようやく勇気を出して、主治医に直接、自分の病気のことを尋ねてみよう、という気持ちになりました。

 

 

つづきます。

 

 

読んでくださり、ありがとうございました!